福麺屋

映画だったりドラマだったり

ギルティ

なんだこの映画、ゾクゾクする。



先が読めなさすぎて主人公の飲む水にさえ注視してしまうほど。そして、この水には重大な鍵を握ることになる、ことはない。ただの水なのである。こんな水の映像に尺取る映画他にないんじゃないかとさえ今になって思うほど、「あ〜〜ウォーターサーバーの音ぉ〜〜」が耳に残る。



物語は、電話が常に鳴り響く緊急ダイヤル室から始まる。ここではいつも通り、大した事がない内容の電話が鳴り響く。

主人公の彼は今日の仕事さえ乗り切れば、それでよかった。だがしかし、とある一本の電話を取ってしまう。ここから彼が非常に追い詰められていく事でおもしろさが増していく。




スクリーンにはずっと主人公。場面展開はなし。頼りは声だけ、あと音。緊張と緊迫を常に感じながら、電話通話のたびに観ている側に少しずつヒントが与えられる。




正直予告見たときは、配信待ちでもいいかと思ったが、あの臨場感はスクリーンでも全然ありかなと。1800円出すのならレイトショーか特別日をおすすめ。一人でじっくりソロで楽しむにはもってこいな作品。



ぜひもう一度予告をYouTubeで見て、気になる方は劇場で観るのをオススメ。

あの暗闇の中、あの映画の雰囲気は結構相性がいいので。